【家業イノベーション・なう! vol.5】函館の歴史と暮らしを見つける、コミュニティー・ライターを募集

こんにちは!家業イノベーション・ラボ事務局の光野です!第5弾となる今回は、観光地としても有名な北海道の函館市の西部地区で、古い建物の利活用を目的に活動されている合同会社 箱バル不動産についてご紹介します!

北海道函館市は、3年連続で「最も魅力的な街」全国1位に選ばれた街ですが、函館市内の中でも、特に西部地区は伝統的建造物群保存地区に指定されており、函館独特の和洋折衷建築の家やビルが多く残っている地区です。

しかし、建物はいずれ老朽化するものであり、その約9割は民間で保有している物だそうで、行政も補助金等のサポートをしていますが、旅行者にとっては人気の観光地であっても、街並みを形成しているのは空き家、というのは悲しいですよね。

そのような問題意識から立ち上げたのが、壊されるにはもったいない建物の良さをリノベーションで蘇らせる「箱バル不動産」なのです。元々、箱バル不動産は、蒲生商事という不動産会社の後継者である蒲生 寛之さんが立ち上げ、函館在住・出身の『建築設計士』『宅地建物取引士』『アートディレクター』などの若手専門家4人で設立されました。

2015年、旧保険会社が入居していた築100年の建物が取り壊される話が出た際に「せっかくの歴史と趣がある建物なのに、入居者がいないだけで取り壊されてしまうのはもったいない。もし有効活用できれば、街に人を呼び込むきっかけになるのではないか」という想いで、ビルを改築し、函館で暮らしを見つける宿「SMALL TOWN HOSTEL」を2017年冬にオープンしました。

その後も、西部地区の歴史ある建物をリノベーションして、新しい役割を建物に吹き込み、お店やレストランを始める人が増え、新しいコミュニティーや場が始まり、歴史的建物に新しい「暮らし」が生まれました。

2015年に〝海街暮らし〟〝路地暮らし〟〝坂道暮らし〟というテーマで3つの物件を用意した移住体験企画で、箱バル不動産結成のきっかけにもなった「函館移住計画」も、現在は宿泊施設SMALL TOWN HOSTELの運営に形を変え、移住検討者のサポートの役割も担っています。函館・西部地区の歴史と街並を大切にしながらも、新しい「暮らし」をそこに作っていくことを目標に活動されているんですね!

そんな箱バル不動産が今回募集する人材は、「SMALL TOWN HOSTEL」の運営を起点に、西部地区での暮らしを取材・発信し、人と人、人と歴史、人と暮らしを繋げる『コミュニティー・ライター』の役職です。

ゲストハウスの運営をする傍ら、地区の散策や地元住民への取材から西部地区の現在の暮らしを知り、魅力的な人たちや場所を発信することで、「何かしたい!」と思っている外部の人に、「西部地区でチャレンジするのは面白いかもしれない!」という事を伝えていく事が目的です。

また、SMALL TOWN HOSTELに泊りに来た人を西部地区に案内し、取材で出会った人たちとHOSTELで出会った人達の横の繋がりを作っていく事も目指していきます。

箱バル不動産は、家業である不動産の知識を活かし、街の若手人材と協働することで、西部地区での新しい暮らしを提案しています。地域の為に、家業が持つリソースを活かし、自分だけではできないことも志を同じくする人材と共に家業の枠を飛び越えて活動されている蒲生さん、とてもかっこいいなと思いました!

現在、本プロジェクトは現在学生を募集中とのこと!人と街、街の歴史を繋げる取り組みや、昔ながらの街並みや、まちづくりにご興味がある方は是非、募集要項をご覧になってみてください!

▽募集要項リンク▽

https://www.project-index.jp/intern/20086