企業×地域共創ラボ【家業後継者対象】

1.企業×地域共創ラボとは

地方活性化を命題とした企業と地域のキーパーソン同士が本気でキャッチボールし合える関係を創る”探索と共創”のためのプラットフォームです。フィールドワークや事業開発支援等を通じて、新規事業開発のプロセスにおける「テーマ探索」「地域パートナーとの出会いの機会の提供」「参加する他の事業者同士での学びあいの機会」を提供しています。

2.家業イノベーション・ラボにおけるプログラム

企業×地域共創ラボの枠組みを活用し、家業後継者を対象とした現地フィールドワーク(2回/年)を実施します。モデルケースとなる地域・事業者から事例を学び、また一緒に参加する家業イノベーション・ラボのメンバーやフィールドワークに同行するメンターと学びを共有し、自社事業について考えるプログラムです。

3.第1回フィールドワーク概要

日時 :2024年6月29日(土)~6月30日(日)
集合 :6月29日(土) 11:15ごろ@高松空港
解散 :6月30日(日) 14:30ごろ@高松空港
   ※フィールドワーク実施前のオリエンテーション、実施後の振り返りはオンラインで行います。
場所 :香川県三豊市
宿泊先:URASHIMA VILLAGE(瀬戸内ワークスが運営)https://urashimavillage.com/
   ※宿泊キャパを超えた場合は、他宿泊場所になる可能性があります。
   ※宿泊場所が限られているため相部屋となります
費用 :現地実費(約4万円程度。内訳:現地移動費、宿泊費、夕食代、2日目昼食代)
   ※現地までの交通費は自己負担。なお、実費および地域内移動の方法については、参加人数によって変動となる可能性があります。

香川県三豊市は、地元の事業者たちが連携し、地域における新しい事業や必要なハード・ソフト的な機能に対して共同で投資し、新規事業の創出を行うモデルで全国的に注目を集めています。この取り組みは、観光を中心に経済を動かす事業開発から始まり、現在は教育・福祉などの地域に必要なインフラを支える領域へと展開してきており、地域の発展が自社事業の発展にもつながっています。
本フィールドワークでは、本取り組みの仕掛け人であり、地元事業者の連携するコンソーシアムのプランニングおよび事務局を担う瀬戸内ワークス(https://setouchiworks.jp/)を始め、三豊市のキーパーソンたちの現場を訪れます。地域全体を巻き込む産業づくりから、インフラづくりに発展してきた事業フィールドを体感し学びを得るとともに、参加する家業後継者同士でのイノベーションのアイデアについて議論する機会となることを目指します。

4.申し込み方法

①申込締め切り:2024年5月26日(日)まで
②申し込み条件:
・家業があり、家業を継ぎたいと思っている、もしくはすでに継いでいる。
・家業イノベーション・ラボのコミュニティメンバーに参画している、もしくは参画する
・フィールドワークに積極的に参加する意思がある
③申込方法
下記リンクより、お申込みください。
https://forms.gle/Lq5oSRhrCdKoduTs6

4.同行メンター紹介

宮治勇輔(Yusuke Miyaji)
株式会社みやじ豚 代表取締役社長
NPO法人農家のこせがれネットワーク 代表理事
家業イノベーション・ラボ 実行委員

1978年、湘南地域の小さな養豚農家の長男としてこの世に生を受ける。2001年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社パソナに入社。営業・企画・新規プロジェクトの立ち上げ、大阪勤務などを経て2005年6月に退職。実家の養豚業を継ぎ、2006年9月に株式会社みやじ豚を設立し、代表取締役に就任。生産は弟、自身はプロデュースを担当し、独自のバーベキューマーケティングにより 2年で神奈川県のトップブランドに押し上げる。みやじ豚は2008年農林水産大臣賞受賞。みやじ豚は順調に推移するも規模拡大をよしとせず、日本の農業の現状に強い危機意識を持ち、都心で働く農家のこせがれの帰農支援を目的に、2009年にNPO法人農家のこせがれネットワークを設立。2010年、地域づくり総務大臣表彰個人表彰を受賞。2015年より丸2年間、農業の事業承継を研究する、農家のファミリービジネス研究会を主宰。JA全農と『事業承継ブック』を制作し、全国のJAを通じて1万3千部を配布。事業承継の研究と実践を推進するべく、2017年より家業イノベーション・ラボを立ち上げる。現在は、事業承継をテーマに、農業界限らず中小企業の経営者及び後継者向けに講演及びセミナーを行う。全国47都道府県で農業経営及び地方創生における数百回の講演実績あり。DIAMOND・ハーバード・ビジネス・レビュー「未来を創る U-40経営者20名」。著書に『湘南の風に吹かれて豚を売る』。

古田 秘馬(Hima Furuta)
プロジェクトデザイナー、株式会社umari代表
東京都生まれ。慶應義塾大学中退。東京・丸の内「丸の内朝大学」などの数多くの地域プロデュース・企業ブランディングなどを手がける。農業実験レストラン「六本木農園」や和食を世界に繋げる「Peace Kitchenプロジェクト」、讃岐うどん文化を伝える宿「UDON HOUSE」など都市と地域、日本と海外を繋ぐ仕組みづくりを行う。現在は地域や社会的変革の起業に投資をしたり、レストランバスなどを手掛ける高速バスWILLER株式会社やクラウドファンディングサービスCAMPFIRE、再生エネルギーの自然電力株式会社・顧問、医療法人の理事などを兼任。

原田 佳南子(Kanako Harada)
瀬戸内ワークス株式会社 代表取締役
兵庫県生まれ、札幌育ち、東京出身。慶應義塾大学SFC卒業後、楽天株式会社入社。トラベル事業で9年間宿泊施設の営業、地方創生に関わったのち、2017年楽天を退社、2016年に出会った香川県三豊市へ2018年移住、讃岐うどんの文化を伝える宿、「UDON HOUSE」を立ち上げる。2019年4月 瀬戸内ワークス株式会社設立。2020年2月 地域の仕事と住まいとコミュニティを繋ぐ「瀬戸内ワークスレジデンスGATE」 をオープン。2021年1月地元企業を中心に11社で出資し、瀬戸内の半島の宿「URASHIMA VILLAGE」 をオープン。