【実施済】家業で起こす「食」イノベーション ~未来の食潮流と地域文化のこれからを考える~

家業経営も多い食品産業においては、先代から受け継がれてきた技術や伝統を守りながらも、社会や生活者から求められるものを生み出すことがイノベーションのカギとなります。今回は、世界70カ国100地域在住600人の日本人女性のネットワーク『ライフスタイル・リサーチャー』を主軸とした海外リサーチ、マーケティングを行う株式会社TNC代表取締役社長の小祝誉士夫氏をお招きし、世界で話題となっているキーワードを主軸に、食にまつわる大きな流れ(食の潮流)とそれを裏づける世界の食トレンド事例を基調講演でお話しいただきます。第二部では、家業の伝統を守りながら革新に挑み、地域文化と歴史を紡いでこられたヤマモ味噌醤油醸造元高茂合名会社の7代目である常務取締役の髙橋泰氏と、家業のアップデートに挑戦している若手家業イノベーター2名をパネリストにお招きし、食のイノベーションのヒントを小祝氏とディスカッション形式で探ります。第三部では、視聴者にも参加いただける質疑応答の時間を用意いたします。

実施概要

【日時】 2020年12月10日(木)19:00~21:00

【開催方法】 オンライン(Zoom Webinar)

【プログラム】
18:55 ~                受付開始
19:00 ~ 19:05      オープニング
19:05 ~ 19:35    【第一部】基調講演:食の潮流「2021年に向けて」
                              TNC 代表取締役社長 小祝 誉士夫氏
19:35 ~ 20:15    【第二部】パネルディスカッション
                              ヤマモ味噌醤油醸造元 常務取締役 髙橋 泰氏(パネリスト)
                              中尾食品工業 代表取締役 中尾友彦氏(パネリスト)
                              フルプロ 代表社員 徳永虎千代氏 (パネリスト)
                              モデレーション:TNC 小祝氏
20:15 ~ 20:55    【第三部】視聴者参加型質疑応答
                              パネリストと視聴者による座談会形式でのディスカッション
20:55 ~ 21:00     クロージング

【対象】
家業をお持ちの皆さん(承継済・承継予定は問わない)
※食品産業以外の家業をお持ちの方も歓迎です

【参加登録】
https://kagyoinnovationlabo20201210.peatix.com/

【主催】
家業イノベーション・ラボ

【特別協力】
株式会社TNC

【登壇者プロフィール】

株式会社TNC 代表取締役社長 小祝 誉士夫氏(基調講演兼モデレーター)
1973年生まれ、茨城県大子町出身。大学卒業後、5年間のインドネシア駐在勤務を経て、2004年から株式会社TNCの創業メンバーとして広告・マーケティング業界に従事。2008年に同社、代表取締役社長に就任。70カ国100地域在住600人の日本人女性ネットワーク『ライフスタイル・リサーチャー』を主軸とした海外リサーチ、マーケティング、PR業務のプロデューサーとして現在に至る。2014年9月、東京・神楽坂に「食」をテーマに海外と日本をつなげるテイスティングサロン「メゾンド・ツユキ」を開業。

秋田県湯沢市・ヤマモ味噌醤油醸造元 高茂合名会社 常務取締役 髙橋 泰氏(パネリスト)
ヤマモ味噌醤油醸造元・7代目。150年以上続く蔵元をリブランディングし海外展開を開始。醸造業の魅力を伝える一連の取り組みがGOOD DESIGEN賞受賞。蔵元に残るレガシーを捉え、100年を越す庭園やカフェレストラン、ギャラリーを整備し、産業にアートとインバウンドを実装。10年目の試験醸造から特許出願微生物Viamver酵母を発見し、日本醸造学会発表。研究者やシェフ、アーティストが参画するチームASTRONOMICAを醸成。革新的発酵技術を味噌醤油のみならず、メニュー開発やワイン、飲料に応用。発酵を「生態系との共存」とし、国内外の都市開発と社会変革の文脈を取り入れる。伝統を創造的美意識で再構築を行う。

大阪府堺市・中尾食品工業株式会社 代表取締役 中尾 友彦氏 (パネリスト)
1988年生まれ。こんにゃく屋の4代目として生を受け、工場内に隣接する家で育つ。高校1年のときにいつかは社長になることを決意。大学卒業後、証券会社に就職。祖父の2度目の脳梗塞を受け、家業に戻ることを決意。取締役として転職してから半年後の11月、父であり当時社長から代表権を奪い取り、代表取締役に就任。以降、衛生環境の強化や社員教育、製造現場の見える化・デジタル化を推し進める。現在では日本のみならず、サンフランシスコ、ハワイ、パリ、台湾への輸出実績がある。海外の人たちにとって馴染みのないヘルシーヌードルで世界展開を目指している。

長野県長野市・株式会社フルプロ 代表社員 徳永 虎千代氏 (パネリスト)
長野市で100年続くりんご農家の4代目。「若い力で農業を変える!!」という熱い思いを胸に、生産効率が高く初心者でも栽培しやすい高密植栽培を耕作放棄地に導入するなど、未来の農業を明るくするための事業を手がける。台風19号の被災を受け、長野市赤沼の農家と協力し『長野アップルライン復興プロジェクト』を立ち上げ、“課題解決型農家”として多方面に活動している。