8/5(木)17:00- 家業イノベーション・ラボ × JAPAN BRAND FESTIVAL ヨーロッパ市場に向けた循環可能な商品開発クラフトソン キックオフイベント開催


コロナウィルスの影響は世界規模に及んでいます。そのため、国際的な交易の流れが、一時的に断絶されている状況にあり、日本の企業が海外へと展開する意欲、海外からのJAPAN BRANDへの需要が著しく低下しています。その一方で、従来の「Take」「Make」「Waste」というリニア型経済システムが成熟し飽和状態を迎えるなか、廃棄されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、ごみを出すことなく資源を循環させる経済の仕組みを指すサーキュラーエコノミー(循環型経済)が世界で注目されています。

今回、日本の家業後継者のイノベーションを支援する「家業イノベーション・ラボ」と、JAPAN BRANDに情熱を傾ける人々が会す、出会いと交流の場である「JAPAN BRANDFESTIVAL」がコラボレーションし、循環可能な商品開発プロジェクトを始動させます。この短期集中型の商品開発プロジェクトであるクラフトソンでは、日本の品質と、海外のクリエイティブを融合させ、海外に認知されているクリエイティブ人材を介して、知名度向上と販路開拓につなげます。

目指す市場は家業イノベーション・ラボを共催するエヌエヌ生命のルーツがオランダにあることから、ヨーロッパ市場を見据えます。アムステルダムで日本のクラフトやデザイン性の高いプロダクトに特化した展示・即売会を行いながらヨーロッパにおける日本発プロダクトの発信、浸透させてきたMONO JAPANをローカルアドバイザーに迎え、世界水準・最先端のサーキュラーエコノミーや欧州市場におけるマーケティングを学び実践に向けた支援を提供します。

プログラムについてはこちらをご覧ください。

キックオフイベント

【開催概要】
キックオフ第一部では、MONO JAPANファウンダーの中條永味子氏と、デザインユニットBCXSYのオランダ在住デザイナー ボアズ・コーヘン氏をゲストにお迎えし、オランダや欧州におけるJAPAN BRANDの評価やトレンドを学び、マーケットのニーズや販路開拓のヒントを探ります。また、サステナブル先進国のオランダにおけるサーキュラーエコノミーの最新の事例をご紹介いただきながら、クラフトソンに対する展望をお話いただきます第一部はどなたでもご参加いただけます。第二部は参加事業者向けのオリエンテーションを実施します。

【対象】 
家業後継者の方
海外展開を検討している方
ものづくりに携わる方
欧州、とくにオランダに興味ある方

【日時】
第一部・2021年8月5日(木)17時00分~18時35分

【開催方法】
Zoom オンライン

申込は、こちらをクリック  お申し込みを締め切りました。

【タイムライン】
第一部
17時00分~17時10分 オープニング、参加事業者紹介
17時10分~17時50分 MONO JAPAN中條氏による海外販路開拓レクチャー
17時50分~18時30分 オランダ在住デザイナー ボアズ・コーヘン氏によるインスピレーショントーク(逐次通訳あり)
18時30分~18時35分 質疑応答

第二部
18時35分~18時55分 アイディエーションワークショップに向けての説明、事前課題の共有
18時55分~19時00分 クロージング

【共催】
家業イノベーション・ラボ
JAPAN BRAND FESTIVAL

【特別協力】
MONO JAPAN

【登壇者】

中條永味子氏
MONO JAPANファウンダー、ディレクター

2000年にオランダ移住、現地広告代理店に勤務し広告デザインや企画経験後、イベント運営に関わる。欧州における日本プロダクトは「欧州市場と日本のデザインや工芸、製造業を理解する欧 州在住の日本人によって、市場に応じた商品セレクトとともにモノづくり文化まで含めて紹介し ていくことで価値が浸透するのではないか」との考えのもと、2016年に欧州初の日本プロダクト に特化した展示・即売会MONO JAPANを創設。過去5年の展示会運営から日本メーカーの海外販路開拓ノウハウを蓄積。欧州市場に適した商品セレクションやマーケティングやブランディング、 欧米市場開拓に不可欠な知識のアドバイスなど、日本メーカーの欧州パートナーとして働く。

ボアズ・コーヘン氏
BCXSY デザイナー

アムステルダムにデザインスタジオを構えるBCXSYの共同創設者兼デザイナー。オランダにルーツを持つイスラエル人で、1999年後半からオランダ在住。2007年、国際的に高く評価されているデザインアカデミーアイントホーフェンを卒業後、日本人のパートナーである山本紗弥加と共に、ミラノサローネで華々しいデビューを成功させ、スタジオを設立。「PLAY!」というタイトルのそのデビュー作品は、ニューヨークタイムズ誌の表紙に掲載された「Swing Lamp」を含め、世界的に広く認められる。「OriginpartI:Join」(2010)、東京の建具職人 田中清八氏とのコラボレーションプロジェクトは、目から鱗の経験であり、コラボレーションの重要性を再認識するきっかけとなった。細部に考慮しながら常に全体像を描き、技術、素材、概念的思考に情熱を注いでいる。