家業イノベーション・ラボ presents 「事業承継者のためのデザイン×経営」シリーズ DAY2: 「第一人者に訊く ―家業後継者がデザイン経営に踏み出す第一歩―」

「デザイン経営」は、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。2018年に特許庁が「デザイン経営宣言」を発表し、近年、経済産業省や中小企業庁も一体となって推進しています。特に事業承継というフェーズにおいて、デザイン経営は家業後継者たちがギャップを感じる「時代の変化への対応」と「既存の経営資源」をつなぐ役割を果たします。

家業の後継者たちに「めぐり会い」を提供して「家業の再発明」を支援している「家業イノベーション・ラボ」は、2021年9月と10月にデザイン経営をテーマにオンラインイベントを実施します。「先代のビジネスモデルから脱却したい」、「自分らしく家業を継ぎたい」、「イノベーションで家業を盛り上げたい」、そんな皆さんに向けて実践者によるトークセッションとダイアローグ(対話)・セッションをお届けします。

さかのぼること4年前。2017年から経済産業省特許庁は、イノベーションの数とも言える特許出願件数が減少している危機感を背景に、「産業競争力とデザインを考える研究会」を発足。その後2018年5月には『「デザイン経営」宣言』を発表。これらのプロジェクトには、林千晶氏をはじめ株式会社ロフトワークのメンバーが伴走しました。

第一人者であるロフトワーク・加藤修平氏のリードのもと、家業後継者が踏み出す一歩をともに体験するのがこのセッションの目的です。家業後継者30名に限定した会だからこそ、「デザイン経営」の疑問を第一人者のお二人に率直にぶつけ、後継者が直面する課題を分かり合うことができます。

DAY1:2021年9月15日(水)19時30分~21時 オンライン:Zoom Webinar
「実践者に訊く ―デザイン経営は家業を救う?―」  好評のうち終了しました!

DAY2 2021年10 月13 日(火)19時30分~21時 オンライン:Zoom Meeting
「第一人者に訊く ―家業後継者がデザイン経営に踏み出す第一歩―」

お申し込み:こちらのサイトからお申し込みください。

対象者:事業承継前後の家業の後継者 (~30名まで)・自社のパーパス、ミッション、ビジョン、バリューを参加者と共有できる方

主催:家業イノベーション・ラボ 

協力:株式会社ロフトワーク

参加費:無料

◆登壇者

加藤 修平さん
株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター
ケープタウン大学サステナビリティ学修士。アフリカ地域での鉱物資源開発に伴う、周辺コミュニティへの影響調査をエスノグラフィ調査手法によって実施。また、同大学内Hasso Plattner Institute of Design Thinking (通称d-school)において、デザイン思考コーチとして学生、社会人の指導を行う。過去に携わった案件は、民間金融機関内にて、多部署横断型のチームを率いて新サービスの開発及び、デザイン思考の社内への浸透を促すためのプロジェクト等多数。

二本栁 友彦さん
株式会社ロフトワーク
1977年大阪府岸和田生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科卒。大学在学中から様々なアートイベントの運営に携わり、建築設計事務所勤務を経てIID世田谷ものづくり学校を運営する株式会社ものづくり学校に入社。企画ディレクション、企画室長・広報を担当。姉妹校「隠岐の島ものづくり学校」「三条ものづくり学校」の立ち上げにも関わる。
2014年にロフトワークに入社。「経済産業省 JAPANブランドプロデュース支援事業 MORE THAN プロジェクト(2014-2016)」のプロデュース・ディレクションをはじめ、「SUWAデザインプロジェクト」「Hokkaido to Go」「ふるさとデザインアカデミー ichi」「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」などを手がけている。官公庁や自治体のプロジェクトを中心に、場所を問わず、クリエイティブコラボレーションを軸に展開している。

太田一平さん
特許庁
デザイン経営プロジェクト・メンバー
平成18年度特許庁に入庁。東北大学工学研究科終了(修士)。特許審査官として半導体、液晶、リチウム二次電池や燃料電池等の特許審査を行う一方で、業界の研究開発意欲向上のため、業界の技術開発動向や特許の審査について、大学や学会における講演、論文執筆を多数行っている。2018年に立ち上げた特許庁デザイン経営プロジェクトには、立ち上げ当初から広報チームとして参画し、特許庁広報の新たなビジョンや、従来とは異なる子ども向けコンテンツ「ジュニアイノベーションフェス」を作成した。現在も特許庁デザイン経営プロジェクトや、特許庁が行っている技術動向調査のワーキンググループのメンバーとして、特許庁発のコンテンツの発信に関する研究・検討を行っている。

外山 雅暁さん
特許庁
デザイン経営プロジェクト・意匠審査官
金沢美術工芸大学美術工芸研究科(大学院)修了。アーティスト活動を経て、2001年に特許庁入庁。意匠審査官、総務部国際課、留学等を経て、2012年から経済産業省商務情報政策局クリエイティブ産業課にてデザイン政策とクールジャパンを担当し、デザイン思考の研究会の立上げ等を行う。その後、2018年2月から特許庁にてデザイン経営プロジェクトの立ち上げを担当。以降全体の運営等を行った後、本年9月からデザイン経営推進チームに所属。

◆モデレーター

桂 将太郎さん
株式会社ロフトワーク
プロデューサー
山口県出身。同志社大学にて化学工学を専攻後、東京大学大学院にて天体プラズマの研究を行う。修士課程終了後、野村証券投資銀行部門に入社。カバレッジバンカーの下、資金調達やM&A、海外投資家向けIR活動のサポート業務を行う。変化を起こす立場として、より現場に近いところで事業に関わりたいという志から転職。デザイン経営の切り口に興味を持ち、ロフトワークに入社。車の運転が好きで、1人で首都高を走ることもある。