欧州進出支援プログラム「Craft Runways 2022」から生まれた協業商品を4月11日より期間限定で受注販売

家業イノベーション・ラボは、「JAPAN BRAND FESTIVAL」とコラボレーションし、欧州進出支援プログラム「Craft Runways 2022」を行ってきました。本プログラムを通じて制作した木製プレートを4月11日(火)から25日(火)までの期間限定で、プログラムのローカルアドバイザー「MONO JAPAN」が実施するオンライン受注会「MONO MONTHLY」で発売します。

本プログラムは、伝統産業を担う次世代の経営者に、海外展開や新たな商品開発の機会を提供することを目的に実施しています。
今回は、岸和田だんじり祭で有名な「だんじり」と呼ばれる山車を曳く神賑行事の神輿等の彫刻を生業とする木彫前田工房の前田暁彦氏と、イケアやMINI、サムスン電子など数多くの企業とパートナーシップを結ぶオランダ人デザイナーのキャロル・バーイングス氏の協業を実施しました。2人はでは半年以上をかけ、日本とオランダを行き来しながら商品開発に取り組み、木彫りの技術と鮮やかな色彩をいかした日常使いが可能な木製プレート「Plated by Carole Baijings for Maeda Woodworks 」を2種類制作しました。

キャロル・バーイングス氏(左)と木彫前田工房の前田暁彦氏(右)


【Plated by Carole Baijings for Maeda Woodworks】
ひのきの名産地の1つである奈良県吉野町から厳選して取り寄せたひのきを使用しており、木目が細かくまっすぐで、節も少なく、しっとりとした肌触りが特長です。木工旋盤の技術でプレートにし、金箔メーカーや漆器メーカー、仏壇メーカーなどの職人が力を合わせて制作しました。デザインはキャロル・バーイングス氏が担当しています。

■Plate platinum grid
錫箔を細いラインで箔押ししており、木目と錫箔の美しさを同時に味わうことができる商品です。金沢の金箔メーカーが錫箔、和歌山の漆器メーカーが木目や木の感触が伝わるコーティングを施しました。
・価格:245€
・サイズ:直径17cm、厚み16.5mm

■Plate Urushi leaves

漆の鮮やかな赤色が特徴的なリーフ柄のプレート。伝統工芸士の仏壇職人が施した漆塗りは、高度な技術が求められるため、これまで商品化が難しかった漆を部分塗りするという方法で制作しました。プレートへのコーティングをリーフ柄を施す前に行うことで、木の美しさと赤い漆が引き立つ仕上がりになっています。

・価格:205€
・サイズ:直径17cm、厚み16.5mm

【オンライン受注会】
・以下サイトにて実施
https://monojapan.nl/en/projects/maeda-woodworks-mono-monthly.html
・期間:2023年4月11日(火)~25日(火)
※4月11日(火)16時より開始いたします。