家業後継者が集い、商品開発のナレッジの共有とアイディアブレストで新たな商品開発の可能性を探る

6月26日にアイディアブレスト会「家業ごった煮会」@オンラインを開催。全国から10社の家業後継者が集まり、新しく商品開発を行う際の方法を学び合うとともに、お互いの商品のコラボレーションの可能性をわくわく楽しくブレストする会として実施しました。参加者は300年続く漬物屋の後継者、農業や畜産の生産者、水産業の加工や卸・食品加工業と様々でした。

第一部の商品開発のナレッジ共有では、新商品を毎年10個以上リリースしている伝統と本物の味を伝える茨城県の和菓子屋さん風月堂  御菓子司の藤田さんから四季折々の自然の花や景色をベースに新商品に仕上げる方法の紹介や食材にこだわりぬき、あえてお店でしか買えないという究極のわらび餅の開発秘話などを聞きました。

また、メディアに取り上げられるには、新規性、希少性、時事性、ローカル性などの観点が必要とシェアしてくれたのは福島県でだるまの製造販売を行う「白河だるま総本舗」の渡辺さん。

6月30日リリースされた「笑(わら)コロだるま」は、県民の笑顔とコロナ終息祈願を願って作られた、吉本興業株式会社の芸人19人と協力した商品で連日地元メディア番組に取り上げられたそうです。

他にも自社に加工設備がなくても独自商品を作れるOEMを活用する際のメリットデメリットの話やサブスクリプト型の商品設計など、各社多様な商品開発のナレッジを共有し合うことで、参加者からは「勉強になった」、「刺激になった」とのお声が多数ありました。

第二部のアイディアブレストでは、スプレットシートを使って自社のリソースを話し合ったのちに、どんな連携の可能性があるか、また参加メンバー以外の自地域のリソースを生かした商品開発などブレストで多岐にわたるアイディアが生まれました。

参加者の皆さんは商品開発のプロセスを学び合いながら、自社での商品開発のヒントや考えているアイディアのフィードバックをもらうなどして、次なる商品開発に向けて意欲が湧くような会になりました。新たなイノベーションの種は既存のアイディアの掛け合わせや偶然の巡り合わせによる誰かの一言から生まれるものかもしれません。

今後はモノづくり分野などでの商品開発のナレッジ共有のイベントの開催も企画検討していますので、家業をお持ちの方はぜひFBコミュニティにご参加ください。

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