家業イノベーション・ラボ × JAPAN BRAND FESTIVAL 欧州進出支援プログラム Craft Runways

「めぐり会いで、家業を再発明する」家業イノベーション・ラボは、JAPAN BRANDに情熱を傾ける人々が会す、出会いと交流の場であるJAPAN BRAND FESTIVALとコラボレーションし、日本のものづくりの海外展開を支援するプログラム「Craft Runways 2022」を実施します。
本プログラムでは、海外デザイナーや現地生活者の視点を介して海外展開における立脚点となる自社の提供価値を“再発明”(=再定義)し、コンセプトのアップデートや商品・サービスのアイデア立案を支援しながら、海外展開の第一歩を踏み出す機会を提供します。
目指す市場は、家業イノベーション・ラボを共催するエヌエヌ生命のルーツがあるオランダ。アムステルダムで日本のクラフトやデザイン性の高いプロダクトに特化した展示・即売会を行いながらヨーロッパにおける日本発プロダクトの発信、浸透させてきたMONO JAPANをローカルアドバイザーに迎え、世界水準・最先端のトレンドや欧州市場におけるマーケティング・流通を学び、海外展開における基礎知識を提供します。

【News】
2023年4月11日~25日 オンライン受注会「MONO MONTHLY」出展 こちら

【実施概要】

  • オンラインセミナー形式での海外販路開拓レクチャー(欧州市場におけるトレンドや新型コロナウィルス・ウクライナ情勢等を踏まえた最新の流通知識など)
  •  エントリー・選考を経て決定した実践支援事業者(最大4社)向けの欧州市場展開に向けた自社の提供価値(強み)の発見、価値を提供するためのサービス・プロダクトアイデアを考えるオンラインワークショップ
  •  審査・マッチングで選出された1社とオランダデザイナーの協業による、海外出展に向けた新商品の開発、オンライン受注即売会に向けた試作品の製作
  • 日本と欧州をオンラインで繋ぎ、良質なプロダクト、職人の技を欧州の市場志向に合わせて専門チームがPRを担当する受注会「MONO MONTHLY」への出展
  • 国内出展・成果報告会

【プログラムを通して得られるもの】

  • 海外進出における市場や流通の基礎知識の習得
  •  海外展開における自社提供価値の発見・言語化、商品アイデアの立案(実践支援対象4社)
  • オランダ人デザイナーとの協業によるプロダクトの試作品制作または、既存商品のリブランディング(実践支援対象4社のうち1社)
  • MONO MOTHLYへの出展(実践支援対象4社のうち1社)

【スケジュール】

日程内容
7月20日(水) 19:00~21:00キックオフイベント 
・MONO JAPANファウンダー、ディレクター中條氏による海外販路開拓レクチャー
・プログラム開催概要の説明
・実践支援事業者募集について
・ワークショップに向けて
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7月20日~27日(水)実践支援事業者 エントリー受付
7月28日(木)・29日(金)選考のための面談
8月1日(月)実践支援事業者決定(最大4社)
8月10日(水) 18:00~19:30オランダ現地生活者へのオンラインヒアリング
・ジャパンブランドに対するイメージや、それぞれの事業者が強みとするプロダクトに対するニーズを探る。
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8月20日(土) 13:00~20:00ワークショップDay1
・欧州進出での強みとなる自社価値をデザイナーとともに掘り下げる。
・現地生活者からのヒアリング、デザイナーからの気づきを基に、海外展開に向けて自社の提供価値を整理する。
・強みを活かした価値を提供するためのサービス・プロダクトアイデアの種を見つける。
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8月27日(土) 15:00~20:00ワークショップDay2
・デザイナーからのアドバイスをもらいながら、サービス・プロダクトアイデアのコンセプト・基本設計を行う。
・アウトプットのプレゼンテーションを行い、講評員および協業デザイナーからフィードバックを得る。
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9月1日(木)オランダデザイナー協業1社を選出
・有識者による審査・デザイナーとのマッチングを考慮し、協業1社を決定
10月28日(金)伝統産業×オランダデザインで挑む!欧州進出に向けたコラボレーショントークイベント実施 こちら
9月~2023年2月選出1社とオランダデザイナーとの協業 欧州向けプロダクトの試作品制作または、既存商品のリブランディング
2023年3月3日~5日「JAPAN BRAND FESTIVAL2023」での国内出展・成果報告会およびトークイベント こちら
4月11日~25日オンライン受注会「MONO MONTHLY」出展 こちら

【対象】
海外展開に意欲的な家業後継者・経営者の中で、以下に該当する方

  • 伝統産業・工芸・ものづくりを家業とする方
  • 家業イノベーション・ラボ コミュニティーメンバーの方(未加入の方はこれからご加入いただける方)
  • 海外進出の第一歩を踏み出すための実践支援を希望する方
  • 自社の提供価値を掘り下げ、海外市場における自社の強みを用いた商品開発に挑戦したい方
  •  海外デザイナーとの協業による、試作品製作に取り組みたい方(デザイナーとの協業は、ワークショップ参加事業者のうち選出1社が対象)    

【参加費】
無料
※ただし、ワークショップやデザイナーとの協業における商品開発・改良等に係る製作費、商品の輸送費や什器代、交通費等は参加者の負担となります。詳細は、実践支援事業者募集をご覧ください。

【実施方法】
ワークショップを含め、オンラインでの実施

【協業デザイナー】

キャロル・バーイングス
Carole Baijings Studio for Design
アムステルダムを拠点とするスタジオScholten & Baijingsの共同設立者であるキャロル・バーイングス氏は、ヨーロッパで最も刺激的で革新的かつダイナミックなデザイナーの一人として広く知られています。完璧主義者を自称する彼女の作品は、陶器、ガラス製品、テキスタイル、家具、電子機器など、色、パターン、グラフィック要素を注意深く使用することで際立っています。彼女のディテールに対する眼力はよく知られていて、サムスン、イケア、MINI、HAY、ハーマンミラー、カリモク・ニュースタンダード、1616 / arita japan、2016/など、数多くのブランドとパートナーシップを結んでいます。人々がデザインに触れ、生活する方法を常に挑戦し、再考する彼女の作品は、ヴィクトリア&アルバート美術館、クーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン美術館、シカゴ美術館、ライクスミュージアムなどの一流の施設で紹介されています。

【ワークショップ講評者】

堀田卓哉氏
株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
大学卒業後、株式会社セリク入社。フランスの技術や商品を日本企業に導入する仕事に携わる。
その後モナコ大学で MBA を取得し、2006 年より株式会社ホンダコンサルティングに。HONDA グループの経営再建を行う。
2011 年、株式会社 Culture Generation Japan を設立。東京都美術館との「Tokyo Crafts&Design」や、中小機構「Next Market In」事業、経済産業省「MORE THAN PROJECT」などに参画し、伝統工芸品や地域資源を国内外へ広く紹介している。2016年 現代の楽市・楽座『JAPAN BRAND FESTIVAL』 共同代表として設⽴。⽇本各地のLOCAL to GLOBAL 事業をつなげ、新たな価値を⽣み出す共創プラットフォーム として活動をスタートした。
2018年 『JAPAN BRAND PRODUCE SCHOOL』開校。2019年 香港にサステナビリティをコンセプトとしたマルチレーベルショップ『HAUSTAGE』、和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」など革新的なサービスをローンチしている。
鶴本晶子氏
株式会社箔一 ブランドディレクター
shokolatt branding CEO
慶應義塾大学経済研究所インバウンド観光研究センター
一般社団法人インバウンド観光総研 顧問
大分県湯布院出身、女子美術短期大学卒業後、現代美術家コラボレーターとして東京、NYを拠点に活動。ヴェネチアビエンナーレ、TATEギャラリープロジェクトなどアーティストマネージメントとして世界的に活躍したのち、日本のものづくり世界ブランド創りに着手。2007年、新潟県燕三条のチタンテーブルウエアブランド「SUS gallery」を立ち上げ、企画開発からマーケティング、ブランディングを行う。自ら企画、デザインした「真空チタンカップ」が「2010 APEC 20ヶ国首脳会議」のギフトに選ばれる。町工場の技術をブランドに昇華させ、国内外の一流流通を作り上げる。2015年、富山高岡の鋳物工場を母体とする「NAGAE+」ブランドを立ち上げ、取締役兼COOに就任。総合的なブランディングを行う。トランプ米国大統領が2017年に来日した際に安倍首相がメラニア夫人へ鶴本デザインの錫製ブレスレットを贈られたことで一躍注目を浴びる。2019年から石川県金沢市「株式会社箔一」ブランドディレクターに就任。慶應義塾大学経済研究所、インバウンド観光研究センター、一般社団法人インバウンド観光総研顧問、企業のブランディングコンサルタント、経産省、行政などのアドバイザーを務めながら、ブランドプロデューサーとして、メイドインジャパンの世界発信、ブランドプラットホーム創りに邁進している。

【運営団体】
家業イノベーション・ラボ
JAPAN BRAND FESTIVAL

ローカルアドバイザー
MONO JAPAN

【後援】
オランダ王国大使館

2021年の取り組み

2021年の活動をまとめた冊子を作成しております。詳細はこちら

【参加者】
合同会社プロトビ・TILEmade/株式会社玉川釉薬 玉川 幸枝さん(岐阜県瑞浪市)
有限会社モメンタムファクトリーorii 折井 宏司さん(富山県高岡市)
株式会社松井機業 松井 紀子さん(富山県南砺市)
株式会社徳田畳襖店 徳田 直弘さん(福岡県朝倉市)

【協業デザイナー】
BCXSY

【実施内容】
2021年8月5日(木) キックオフイベント こちら
2021年8月14日(土)ワークショップ Day1 
2021年8月15日(日)ワークショップ Day2(アイデアコンテストを実施し、オランダデザイナーとの協業権を得る1社を選出)→松井機業に決定!
2021年8月中旬~9月下旬 選出事業者とオランダデザイナーの協業による商品制作
2021年10月15日 Onland Craft Market 2021カンファレンス Day1 MONO TALKにて協業成果報告実施 こちら
2021年10月12日~26日 松井機業 初の海外進出となるオンライン受注会「MONO MONTHLY」に出展 こちら
2022年3月4日~6日 JAPAN BRAND FESTIVAL2022にて協業成果報告実施 こちら