【家業経営革新プログラム】猟師×インスタグラマーと挑む、お豆腐屋さんの新規事業!

茨城県八千代町にある高橋食品では、豆腐などの大豆製品を製造しています。コロナ禍の2021年5月に、お店の一部を改修してカフェを始めました。今回、とうふカフェをPRするためのSNSマーケッターを募集しました。
求人ページはこちら:https://yosomon.jp/project/2270

副業者1名を採用し、プロジェクトを進めてきた約3ヶ月間を振り返ってもらいました。

手作りの本当においしい豆腐を届けたい

――まずは、お豆腐屋さんがカフェ!?と思いますが、カフェを始められた経緯を教えてください。

高橋食品は、1958年に私の祖父が始めました。当時は町の豆腐屋さんがいくつもあり、とても儲かっていたそうです。父の代になって、スーパーが増えてきたことから卸売りを始めました。今、豆腐って数十円で買えるじゃないですか。ここ20年で豆腐の価格競争が激しくなり、豆腐屋自体は10年で半減しているんです。うちも安売り競争に巻き込まれ、経営状況が悪化していました。

そこで2015年に私が代表になって、価格改定や製造や配送の効率化をしてきました。一方、私たちは創業当時から昔ながらの製法で豆腐を手作りしています。本当に美味しい豆腐を食べて欲しいと思い、スーパーに依存せずに高付加価値の豆腐を売る直売所とカフェをつくりました。

――お豆腐はもちろんですが、定食やデザートまでいただきました!本当に美味しいですね!改めてお店の特徴やこだわりを教えてください

ありがとうございます。大豆って、日本に200種類もあると言われていて、個性的で美味しい大豆がたくさんあるんです。毎月違う大豆を使って、豆腐づくりにチャレンジしています。大豆によって固まり方も違うし、大変なのですが試行錯誤しています。また、豆腐を固めるにがりは、新潟に直接行って汲んできています。 店のオススメ商品は「熟成がんも」です。醤油麹と甘麹にたっぷり漬け込んだうちのオリジナルです。動物性食品不使用でとってもヘルシーですよ。また、私の奥さんが元々パティシエをしていて、ヴィーガンスイーツを作っています。今は「フォンダンショコラ仕立てのくまちゃんケーキ」を販売していて、とても人気です。

何か一緒にやったら面白そう

――新しい商品がどんどん生まれていますね。副業人材の活用は初めてでしたが、副業に対してはどんなイメージでしたか?

正直、何もイメージはついていませんでした。スタッフとも業務委託とも違うので、コミュニケーション方法についても不安でした。

副業のお話を聞いた時は、これからカフェを始めるところで、ブランディングやオペレーションでの活用も考えていました。オープンしてからは、集客が一番の課題でした。忙しくて、チラシなどの告知もあまりできず。Instagramは始めたのですが、夫婦ともにあまり馴染みがなく、SNS活用にしようと決めました。
高橋食品のInstagram:https://www.instagram.com/tofuya_takahashi/

―― 募集後は複数名から応募があり、面談したのは1名のみでしたが、実際に話してみていかがでしたか?

まずは応募が来たことに驚きました。アルバイトなどの人材採用には、苦戦していたので。欲しい人材像は決まっていたので、応募内容をみて、1名の方(通称「まやもん」)にとても興味を持ちました。何か一緒にやったら面白そう。Instagramの活用だけでなく、猟師もしていて、自分たちの食に対する意識にも近いものを感じました。

経営者と一緒の熱で取り組む存在

―― 最初の面談からジビエの話でとても盛り上がっていましたね。私も同席していて、とても相性良さそうだなと感じました。スキルだけでなく、一緒に仕事をする上では相性も大切ですからね。副業開始後はどんなことをしましたか?

最初に高橋食品の新しいロゴを制作してもらいました。そして、Instagramに関しては、ストーリーの活用、投稿の方針、ハッシュタグの使い方などを学びました。投稿の代行もすると言ってくれていたのですが、自分たちでできるようになりたいので、適宜LINEなどでアドバイスをもらいながら自分たちで投稿しました。

その結果、副業開始前(9/21)のフォロワー164から、563(1/5時点)まで増えました。毎月100人くらいフォロワーが増えており、いいねやコメントも増えています。実際に、Instagram経由での来客も実感していて、牛乳アレルギーの方が、都内から1時間以上かけて来てくれました。12月は、副業前の8月と比べて、売上も約2.5倍ほど増えています。

あと、結構友達感覚でお付き合いさせてもらっていて、豆腐と鹿肉を交換したり、まやもんの旦那さんがシェフを務める都内の飲食店にも食べに行ってます。

―― 今回、副業をやってみて、高橋さん自身や会社の中で変化はありましたか?

まやもんは、経営者と一緒の熱でやってくれています。こちらが忙しい時でも、積極的に提案してくれるし、プロジェクトを進める意欲になっています。実は、4月から新卒が入社する予定で、関わり方の考えが変わってきました。製造の仕事だけでなく、まやもんと一緒にイベント企画などをやらせてみたいと思っています。

さらなるキャンペーンとEC販売

――それは素晴らしいですね!副業のような外部人材の活用を通して、会社の中での受入体制や人材活用の考え方が変わっていくことはとても嬉しいです。事業だけでなく、関わるメンバーも変わっていくことで、新しい展開がどんどん生まれていきそうですね。最後に、今後の展望を教えてください。

Instagramでは、プレゼントキャンペーンを検討しています。また、まやもんは猟の期間中は北海道にいて、十勝のにがりと大豆を送ってもらい、十勝フェアを開催しようと思っています。あと、これからECサイトを作ろうと思っていて、ECサイトの制作や運営についても手伝ってもらう予定です。

――やはり、新しい展開に繋がっているんですね。本当に相性も良く、旦那さんのご実家が茨城という繋がりもあるので、長く良い関係を築けそうで本当に良かったです。

最初はイメージが沸きませんでしたが、本当に副業をやってとても良かったです!また違うプロジェクトで、やってみたいと思っています。他の方にも、ぜひお勧めしたいですね。

■家業経営革新プログラムの概要・その他の事例記事はこちらから
https://kagyoinnovationlabo.com/about/keieikakushin/